ProcessPilot
RPAツールの選び方
導入ガイド

RPAツールの選び方|中小企業向け完全ガイド2025年版

2025年12月2日13分ProcessPilot編集部

RPAツールは数多く存在し、それぞれ特徴が異なります。あなたの会社に最適なツールを選ぶためには、何を基準に選べばよいのでしょうか?この記事では、中小企業がRPAツールを選ぶ際の重要なポイントを詳しく解説します。

RPAツールの3つのタイプ

まず、RPAツールには大きく分けて3つのタイプがあります:

デスクトップ型

個人のPCで動作するタイプ。導入が簡単で、小規模な自動化に適しています。

✓ 導入コストが低い

✓ すぐに使い始められる

✓ 個人業務の自動化に最適

サーバー型

サーバーで集中管理するタイプ。複数の業務を同時に自動化できます。

✓ 大量処理が可能

✓ 24時間稼働できる

✓ 集中管理が可能

クラウド型

クラウド上で動作するタイプ。サーバー不要で、どこからでもアクセスできます。

✓ サーバー不要

✓ 初期投資が少ない

✓ 拡張性が高い

選定基準1:機能

RPAツールを選ぶ際、最も重要なのは「自社の業務を自動化できるか」です。以下の機能をチェックしましょう:

アプリケーション連携

自社で使っているシステムやアプリケーションと連携できるか確認しましょう。

  • Excel、Word、PDFの操作
  • Webブラウザの操作
  • 業務システム(会計、販売管理など)との連携
  • メールの送受信

データ処理能力

大量のデータを処理できるか、複雑な条件分岐に対応できるか確認しましょう。

  • 大量データの一括処理
  • 条件分岐(if文)の設定
  • 繰り返し処理(ループ)
  • エラー処理

AI・OCR機能

画像やPDFから文字を読み取る機能があると、自動化の幅が広がります。

  • OCR(文字認識)機能
  • AI学習機能
  • 画像認識
  • 自然言語処理

選定基準2:価格

RPAツールの価格は、ツールのタイプや機能によって大きく異なります:

価格帯の目安

デスクトップ型

月額5,000円〜50,000円

1ライセンスあたりの価格。複数ライセンスでボリュームディスカウントあり。

サーバー型

月額100,000円〜500,000円

サーバーライセンス+実行ライセンスの組み合わせ。初期費用が別途必要な場合も。

クラウド型

月額30,000円〜200,000円

従量課金制が多く、使った分だけ支払う。初期費用が不要なケースが多い。

価格以外のコストも考慮

  • • 導入支援費用(コンサルティング、設定代行など)
  • • 保守・サポート費用
  • • 追加機能の費用(OCR、AI機能など)
  • • 教育・トレーニング費用

選定基準3:使いやすさ

RPAツールは、現場の担当者が使いこなせなければ意味がありません。以下のポイントをチェックしましょう:

プログラミング不要

ドラッグ&ドロップで操作を設定できる「ノーコード」タイプがおすすめです。

直感的な操作画面

分かりやすいアイコンやメニューで、初心者でも迷わず使えることが重要です。

レコーディング機能

実際の操作を記録して自動化できる機能があると、設定が簡単になります。

テンプレート

よくある業務のテンプレートが用意されていると、すぐに使い始められます。

選定基準4:サポート体制

導入後のサポートが充実しているかも重要なポイントです:

  • 日本語でのサポート対応(電話、メール、チャット)
  • サポート対応時間(平日のみか、土日祝も対応か)
  • オンサイトサポートの有無
  • トレーニングプログラムの提供
  • ユーザーコミュニティの活発さ
  • マニュアルやFAQの充実度

選定基準5:実績と信頼性

導入実績が豊富で、信頼できるベンダーを選びましょう:

導入実績

特に同業種や同規模の企業での導入実績があるか確認しましょう。

セキュリティ

ISO27001などのセキュリティ認証を取得しているか、データの暗号化に対応しているか確認しましょう。

アップデート頻度

定期的に機能追加やバグ修正が行われているか、最新のOSやアプリケーションに対応しているか確認しましょう。

主要RPAツールの比較

項目デスクトップ型サーバー型クラウド型
価格
導入の容易さ
処理能力
拡張性
おすすめ企業小規模企業大企業中小企業

選定のステップ

RPAツールを選ぶ際は、以下のステップで進めることをおすすめします:

1

自動化したい業務を明確にする

どの業務を自動化したいか、優先順位をつけてリストアップします。

2

必要な機能を洗い出す

自動化に必要な機能(Excel操作、Web操作、OCRなど)をリストアップします。

3

予算を決める

初期費用、月額費用、導入支援費用を含めた総予算を決めます。

4

候補を3〜5社に絞る

機能、価格、実績などから候補を絞り込みます。

5

無料トライアルを試す

実際に使ってみて、使いやすさや機能を確認します。

6

最終決定

トライアルの結果を踏まえて、最適なツールを選定します。

まとめ

RPAツールの選定は、機能、価格、使いやすさ、サポート体制、実績の5つの基準で評価することが重要です。自社の業務内容や予算、IT環境に合わせて、最適なツールを選びましょう。

ProcessPilotは、あなたの会社に最適なRPAツールの選定をサポートします。無料相談では、業務内容をヒアリングし、最適なツールをご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

ProcessPilot編集部

RPA導入支援の専門家チーム

RPAツール選びで迷っていませんか?

専門のコンサルタントが、あなたの会社に最適なツールをご提案します